のら猫の書くこと

高卒の事務員が社会の片隅からお送りします

Mさん

入店したばかりの頃にある一人のお客さんが来店しました。

特別キレイと言われたこともモテたこともないのですが、その方曰く私がその人の「鐘を鳴らした」らしいです。

お店はゆるい場末なスナックといえます。
一応会員制ですが、スカートにヒール履いていればOKな感じです。

特定の女の子を目当てに来る人はごく少なかったのですが、その人は私のためだけに通うようになりました。

2回目の来店で、

「次、同伴ね(ニコッ)」

「同伴…?」(困って小首をかしげる

…困りました。

同伴なんてドラマで聞いたことある程度でよくわからなかったのです。

それからは、その人のおかげ(?)で私はお客を呼べるできる女の子のイメージが着いたようでした。

とはいえ、人見知りでおしゃべりは上手ではありません。
他の女の子の見ようみまねで、とにかく楽しそうに振る舞うことに必死でした。

私のお客さんになったMさんは、基本的に私がいれば満足らしいのでニコニコしながらひたすら話を聞いてました。